人は脳でイク①

人は脳でイク①

 

イクってどんな感覚なのか味わってみたい…

 

そんな風に内心思っている人は実は結構います。

 

日本でコンドーム等を扱う「ジェクス」が調査した、

【ジェクス】ジャパン・セックスサーベイ2017

http://www.glamourousbutterfly.jp/lovekatsu/gallery/2017/sexsurvey/pdf/sexsurvey2017.pdf

 をみてください。

 

「セックスの際の悩み」についての質問があります。

 

その中で「オーガズムに達することができない」と答えた人が

 

20代の女性に置いて35.9%

女性全体でも22.5%

 

一方、同じ悩みを持つ男性は20代で4.2%、全体で4.5%です。

 

つまり男女では、圧倒的に女性の方が、「オーガズム」を未経験なわけです。

 

 

では「イク」のに重要なこととはなんなのでしょうか?

 

 

実は、人は脳でイキます。

 

決して「ゴールドフィンガー」や「ポルチオセックス」などの何か名称がつけられた特別なテクニックで絶頂するわけではありません。

 

 


これは例を出してみればわかります。


例えば両親や親戚が見ている前で、神業と呼ばれるテクニックを持つ異性にエッチなことをされたところを想像してみてください。
「いや、家族が見ているのでそういう気分になれません…」で終わりでしょう。

 

しかし、自分が思いを寄せている異性とホテルに行く、相手の家に泊まりに行く、となったとき、それだけで興奮してきますよね。
別にどこか触れられているわけでも、物理的な刺激があるわけでもない。
しかし、濡れてきたりする経験がある人もいるでしょう。

 


つまり、

 

実際の「物理的な刺激」よりも「脳が興奮するような情報」の方が、エロい気分になるためには重要

 

なわけです。

 


実際に以下のような例もあります。

 

 

(女性の絶頂ブログ「ベッドを叩いた音と振動で感じて中イキ おから」より)

 

これは、催眠術をかけられた女性が、ベッドを叩く音によってオーガズに達する動画です。


「催眠術なんて、本当にあるの…?」

と思われる方もいるかもしれません。


催眠術について話すと、めちゃくちゃ長くなるので割愛しますが、催眠術は全然特別なものではなく、日常的に私たちは催眠状態になっています。

 

 

例えば一人エッチのときなんかも、ある種の催眠にかかっています。

自分の指を他人のものであるかのように妄想して、気持ちよくなったりしますよね。

でも、普通に考えたら、自分の指は自分のものであり、他人のものではないはず。

だけど、そう言う「普通」と違う感覚に没頭することで、気持ちよくなってるわけです。
そう言う「普通」と違う状態のことを「変性意識状態」と言います。

 

そしてこの「変性意識状態」になると、人間はいろんなものを記憶しやすくなります。


なので、「オーガズム」と言う脳の状態と「ベッドを叩く音」と言う刺激でも、それらをつなげて記憶してしまいます。
すると簡単に「ベッドを叩く音」によって「オーガズム」に達するわけです。

 

 

これひとつとっても、どこにも「物理的な刺激」のテクニックは登場しません。


いくらテクニックを持っていようが、パートナーが気持ちよくなることに心を許していないと、「オーガズム」には達しません。

 

 

野外プレイなんかもそのいい例でしょう。
あれは「普段は絶対エロいことをしない場所で、エロいことをする」から気持ちよくなります。


そうすることで

「エッチなことしてはいけない」
「よがりたいけど、女の子だからそんなことしちゃいけない」

などの固定概念を外すことができるわけです。

 

いわば、気持ちよくなりたいと言う本音に社会の常識で蓋をしている。
その蓋を反社会的なシチュエーションによって取っ払うわけです。


すると「気持ちよくなりたい」と言う本音に素直になれます。
なので野外プレイは室内でするセックスより、エロくて気持ちがいい、と言うことです。

 

これも「野外にいったから風が吹いていて、その刺激が気持ちいい」とか言う、物理的なことではないわけです。
脳の中で、本能や本音に蓋をしている部分を取り除く。
そうすることで、気持ちよくなるわけです。

 

その②に続く。